スギ花粉症
日本の国民病ともいえるスギ花粉症。
正しい知識と早めの対策で、つらい季節を乗り越えましょう。
もはや社会問題となっている
「国民病」
「花粉症といえばスギ花粉症」と言われるほど、日本の花粉症の中で最もポピュラーなアレルギー性鼻炎です。 国民の20〜30% がスギ花粉症だといわれ、その有病率は年々増加しています。
近年では、これまで考えられなかったような幼児期での発症も認められるなど、 発症の低年齢化 も深刻な問題となっています。
症状を軽くする最大の秘訣は
「初期療法」と「シーズン前の対策」
花粉情報に注意し、花粉が飛散する前に治療を開始することが重要です。症状を抑える予防的な薬は、 花粉飛散の2週間前くらいから 飲み始める「初期療法」が非常に効果的です。
早期に治療を始める ことで、鼻の粘膜の炎症を抑え、シーズン中の症状を大幅に軽くすることができます。さらに、 シーズン前にレーザー手術 をすることで、花粉の季節をより楽に乗り切ることが可能です。
スギ花粉症の主な症状
鼻・目・のどの症状
- 立て続けに出るくしゃみ
- 水のようにサラサラした鼻水
- 両側の鼻づまり
- 目のかゆみ、充血、涙
- のどのかゆみ、痛み、せき
全身の症状
- 皮膚のかゆみ、肌荒れ
- 頭痛、倦怠感、集中力の低下
- まれに発熱や下痢など
口腔アレルギー症候群をご存知ですか?
スギ花粉症の人が生のトマトを食べると、口の中や唇、のどにかゆみやピリピリとした刺激を感じることがあります。これは、スギ花粉に含まれるアレルギー原因物質と、トマトに含まれるタンパク質の構造が似ているために起こる「 交差反応 」です。心当たりのある方は、一度ご相談ください。