アレルギー性鼻炎

病気と対処法

アレルギー性鼻炎はレーザー治療で軽くなる！

アレルギー性鼻炎の症状を和らげるのにレーザー治療が有効だって知っていましたか？
私たちの体は、自分の体の成分と異なるものが体内に入ると、それを排除する防御システムがあります。これを免疫反応といい、このシステムが過剰に反応してしまう状態をアレルギーと言います。いまや５人に１人がアレルギー性鼻炎と言われています。
薬での治療が一般的ですが、この方法は一般的に免疫反応を抑えるもので、根本的にアレルギー体質を変えるものではありません。より効果的な治療を望まれる方には手術的治療としてレーザーが有効となります。レーザー治療とは鼻の粘膜を部分的に焼くことで、アレルギー反応を起こしづらくします。レーザーを使用した手術は短時間で終了し、出血も殆どありません。また、薬を使わないためお子様や妊娠中のかたにもおすすめいたします。この治療は健康保険も適用されますので、経済的にも安心です。

アレルギー性鼻炎に対するレーザー手術の流れ

アレルゲンカレンダー

アレルギー性鼻炎Q&A

１. 鼻内レーザー手術

局所麻酔（表面麻酔）で行います。鼻内の粘膜をレーザーで焼くことによって、アレルギー反応を起こす場所を減らし、症状を軽減させる手術です。手術中の痛み、出血は殆どなく、安全な手術です。手術時間は、麻酔を含めて４０分〜５０分くらいで済みます。入院の必要はありません。手術の効果をみて、数回行うこともあります。有効率は７０％〜８０％で、効果の持続は個人差がありますが、約１年から３年くらいです。健康保険が使えます。

２. レーザーについて

多くのレーザーがあり、光通信・情報関連分野・レーザー加工・加熱等いろんな分野でしようされています。医療用に用いられるレーザーには次のものがあります。

炭酸ガスレーザー

色素レーザー

ルビーレーザー

ヤグレーザー

アルゴンレーザー

半導体レーザー

レーザー手術の優れているところは、出血がごく少量であること、手術時間が短くてすむ点でしょう。
従来入院が必要であった手術が、外来通院ですむことも大きなメリットのひとつです。
レーザー手術というと、費用がかかると思われがちですが、美容形成などを除けば、健康保険で行え、費用もほとんどかかりません。
当院では、炭酸ガスレーザー・半導体レーザーを使用し、アレルギー性鼻炎などに対する鼻内レーザー手術と、いびきや睡眠時無呼吸症候群に対して咽頭形成手術を行っています。