よこで耳鼻咽喉科
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患者さまの体験談

治療をお考えの方へ。当院で治療を受けられた方のリアルな声をご紹介します。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療

「年のせい」と諦めていた、 つらい眠気から解放されて。

50歳を目前に様々な体の不調を感じていた私が、検査とCPAP(シーパップ)治療を経て、健やかな毎日を取り戻すまでの体験談です。

受診のきっかけ:日中の強い眠気と身体の不調

家族から「いびきが酷くて同じ部屋では眠りたくない」と以前から言われていましたが、私には全く自覚がありませんでした。しかし50歳を目前にして、一年ほど前から様々な身体の不調を感じ始めていました。

当時、特に悩んでいた症状

  • 日中、眠くて困る・運転中にも睡魔が襲う
  • 夜間、熟睡できない(1日2回はトイレで目覚める)
  • 口が渇く、目覚めが悪い、むくみ、体重の増加

強い眠気と倦怠感を「年のせい」と思い日常生活を過ごしていました。このままでは身体を壊してしまうと考え、スポーツジムに通い始めましたが、なぜか以前よりも眠気に襲われるようになり、さらに血圧が上昇。それから1か月後、いきなり目眩を感じ、救急搬送されました。診断は【良性発作性頭位めまい症】で、原因は加齢とのこと。その後も症状が続いたため、スギ花粉症でお世話になっているよこで耳鼻咽喉科へ受診し、以前から気になっていた【いびき外来】についても相談することにしたのです。

受付

検査入院の実際:睡眠の状態を調べる1泊2日の検査

夕方17時過ぎに来院し、診察後に技師さんに検査入院の部屋に案内されました。

お部屋

夕食とシャワーを済ませ、20時頃から20〜30個ほどのセンサーを身体に取り付けられました。頭や体にたくさんの電極を付け、頭が外れないように網状の包帯を掛けます。痛みはありませんが、準備に1時間弱かかりました。

消灯は21時。センサーが邪魔になるかと思っていましたが気になることはなく、寝返り程度なら問題なかったです。ただ、やはり初めての場所でなかなか眠れず、夜中に4回もトイレにいってしまいました。ちゃんと検査できているのか不安なまま、朝6時に技師さんに起こされてセンサーを外し、退院となりました。

患者さま検査の様子

診断、そして治療へ:重症の睡眠時無呼吸症候群

2週間後、検査結果を聞きに受診しました。よく眠れなかったので不安でしたが、結果は衝撃的なものでした。

「無呼吸低呼吸指数が1時間あたり 31.7 回。
最も長い無呼吸時間は 37 秒」

— これは重症の部類に入るとのことでした。

現実を目の当たりにして「これは病気なのだから治療しなくては」と考え、CPAP(シーパップ)という鼻マスクを使った治療を受けることにしました。技師さんから詳しい説明を受けました。CPAP療法は根治治療ではないものの、毎日続けることで確実に効果が現れること、基準を満たせば健康保険が適用され、月1回の通院が必要なことなどを丁寧に教えてもらいました。使い方はマスクを装着して寝るだけで簡単です。また、生活習慣の改善として①減量、②横向きでの睡眠を指導されました。

お部屋

治療開始後の変化:劇的な体調改善に驚き

早速その夜から治療を開始。初日は違和感があり、無呼吸の時に空気が送り込まれる感覚に驚いて無意識にマスクを外してしまうこともありました。しかし、技師さんに教わっていた通りに対処し、2週間ほどで身体も慣れてきました。

治療を始めて1ヶ月が経ち

治療開始から1ヶ月後の診察で、機器のSDカードデータを確認してもらったところ、「無呼吸がほとんどないですね」と言われ、安堵しました。呼吸が浅くなったところで空気が送られ、身体にしっかり酸素が入っている状態になっているとのことでした。

待合室

CPAP治療を始める前と後では、劇的な体調の変化がありました。

  • 毎日悩まされていた日中の睡魔がなくなり、集中力もアップしました。
  • 夜中に2回はトイレに起きていたのが、ゼロになりました。
  • 毎朝の目覚めが良く、ぐっすり眠れたという満足感があります。

CPAP治療に出会えて本当に感謝しています。これからは機械に頼るだけでなく、一番の課題である減量にも取り組んでいきたいと思います。

いびき・日中の眠気でお悩みではありませんか?

その症状、睡眠時無呼吸症候群かもしれません。当院ではご自宅でできる精密検査や、専門医による適切な治療をご提案しています。